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「必要緊急」のアート探し

入江 清美展「forme」に寄せて

《葉月》 670×850mm  パネル、アクリル、石膏

 

 

 ギャラリーでは、入江 清美展「forme」が開催されました。今回は入江 清美展に合わせて、目をウルウルさせながら迷いつつ、でもアートをご購入いただいた素敵な女性たちのお話を。

【入江 清美展「forme」】

 2月20(土)〜26日(金)※終了致しました。

 開廊:午前11時〜午後7時(会期中無休)

 作家在廊:26日(金)午後〜

作家在廊日程は、やむを得ず変更になることがあります

入江 清美

1980年 横浜生まれ

2004年 多摩美術大学絵画学科油画専攻 卒業

          財団法人佐藤国際文化育英財団第14期奨学生

2006年 多摩美術大学大学院美術研究科油画専攻 修了

 

インテリアに合うアートとして、住友林業などモデルルーム、ホテルに多数の納入実績。さまざまなマチエール(表情)と色を操った作品が広く支持されている。

 

◆1年の「絵難民」

インテリアにぴったりのアートとして、入江 清美展は予想外の大反響です。

中でも意外なのが、まだ30代前半と思しき女性が、悩みに悩み抜いてご購入くださること。入江 清美の作品は、作家自身の方針により価格は非常に控えめになっていますが、それでもそれなりの大きさを買おうとすると、20万円のお買い物になります。

 

それぐらいの年齢のとき、私は何を買っていたかなあ、と考えると、シャネルやグッチのバッグだったのですが(笑)、アートを買う方がよほど上品なお金の使い方だなあと思います。

 

イギリスでは、アートはファッション。「エルメスのバーキン(バッグ)を買うみたいに絵を買って、家でお披露目パーティをする」と聞きます。もしかして、日本にもそんな時代が来たのかなと思いました。

 

なにより、新型コロナで外出自粛が叫ばれる中、ご来店いただくお客様にとっては、絵を見ることが「必要で緊急」。「この1年間、絵難民なんです」とおっしゃっていて、そう、必要な人にとっては、絵は絶対に必要だから、気に入ったものを手に入れるまで、落ち着かないものなのです。そしてそのお手伝いができることを、とても嬉しく思います。

 

《重なる4》594×841mm キャンバスにアクリル

 

《コントラスト6》594×841mm パネル、アクリル

 

《業》895×1305mm キャンバス、アクリル

 

◆アートを所有する満足感

入江 清美の作品は、大胆な構図と色、オリジナルにしか持ち得ないマチエールが魅力です。それは、私たちがもっとも目にするインテリアに陰影と、本物のアートを所有する満足感をもたらします。

 

アートは、引っ越ししてもどこにいっても持っていけます。事実、就職してから日本全国、引越し回数全9回!の私が持っている絵は20年前に買ったものもありますが、それより古いものは、中学生とのときに買った「お菓子づくりの道具」しかないほどです笑。

 

 

 一生のお宝と、ぜひ出逢いにきてください。

 

 

 

 

フジギャラリー新宿では、お客様のアート選びをサポートいたします。
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